開発担当者インタビュー

U.K.     

プロダクトデザイングループ デザインディレクター

ーープロダクトデザインとは、見た目を考える仕事なのですか?

依頼の多くは、見た目を良くしたいということから発生しています。そして、イメージの向上や売り上げの貢献を期待しているのではないかと思います。
その「結果」を考えたとき大切になってくるのは意匠の差別化はもちろんのこと、性能、機能、使いやすさ、値ごろ感、リリースタイミングなども影響していきます。

ーー見た目だけで売れるわけではないのですね

デザイナーが生みだす意匠には質感、ユーザビリティ、製造手法を鑑みた材質、構造、機構、コストなどを考慮しながら制作していきます。

ーーそんなところまで!

更にクライアント様と一緒に戦略的ブランディングやセールス方法なども提案しながら商品創りをしていきます。

            

永吉 進哉

電気設計グループ チーフエンジニア

ーー電気設計で大事なことは何ですか?

使われる現場の状況を考えながら設計する事です。
電気を使うという事はものにエネルギーを与える、つまり動かす、観る、撮る、測るといった様々な機能を付けます。
その物を使う場所、使用者等々に合った設計や操作方法にしなければ、よりよいものはできないと思っています。
ユーザー様によって PLC のメーカー指定や細かい操作方法の要望もあれば、100%おまかせといった場合もあり、その時々に合わせた幅広い設計が求められていますので、そのご要望に応えられるような設計を心がけています。

松本 道靖

ロボット設備グループ グループマネージャー

思いやり、現実を見る目と、冒険心
我々が行っているのは、人に役立つものづくり。

お客様から具体的なお話を伺いながら、間にみえる真のご要望を創造します。現実は甘さを見逃してくれません。無理があればものは必ず壊れます。コストや納期、組み合わせる部品などの制約のある中で、出来る事、出来ない事を見極めつつ、携わっていく人々への思いやりを持ちながら、より使いやすい構造、構成、機構を提案しています。

みなさんに喜ばれる今までに無いものを作り出すのがものづくりの目的。次々現れる未知の障害に挑み続け完成させる冒険心が大事だと思います。
冒険には装備などの事前準備も大切。情報収集や予備知識、各種ツールの使い方、プロジェクトを進めるプロセス、チームワーク等々、日々の積み重ねも必要です。大変ではありますが出来上がった達成感は格別かな。

三星 孝司

プロダクトマネージメントグループ グループリーダー

ーー組立や品質で大事なことは何ですか?

F-Design は様々な種類の機器装置を手掛けており、プロジェクトの進め方も都度変わります。お客様に喜んでもらう為には、完成度の高いプロジェクトでものを作り上げていかなければなりません。

その為に何が必要でどのように実行していくかを常に考え臨機応変に対応し実践しています。装置の組み立てに関しては、図面通りに組み上げただけでは品質は向上しません。

設計者とコミュニケーションを密に取り、設計思想を理解した上で正確に組み立てることが大事だと思います。ロボットや生産設備機械など種類の違いや大型装置、小型機器への対応力も必要とされます。

上村 宗弘

南相馬事業所 所長

ーー南相馬事業所では何をしていますか?

南相馬事業所では自社製品の開発、福島県、南相馬市、東北地方への営業活動を主としています。
周辺には切削工場、板金、処理関係の会社が多数あり、モノづくりは困らない環境です。

協力会社様に制作は依頼し、相模原事業所と連携を取り、デザイン、設計、電気設計、組み立てを行っております。

また南相馬市には、世界にも類を見ないロボットテストフィールドが開所しました。各種テストが出来、更に地域の方々も実証テスト等をさせていただくにあたり、協力的でロボットの開発にとても良い環境にあります。ロボット関連、ドローン等様々な分野の企業様が評価等で来られ、良い刺激を受けながら、切磋琢磨し成長をしていきたいと思っております。
南相馬市が少しでも盛り上がる為に、地域のイベントに参加し我々が微力ながらお手伝いをさせていただく事で地域の方々と一緒にロボット産業を盛り上げていきたいと思っております。